国際交流?留学 International exchange and study abroad

overseas

2024年度 ハワイ大学短期語学留学体験記



2024年度 ハワイ大学短期語学留学  【留学期間:8月25日~9月15日】


ハワイ大学短期語学留学への参加は、私の人生の転機となりました。実は、留学を考えたのはこれが2度目でした。1度目は高校生の時でしたが、部活を理由に諦めました。正確には、「諦めた」というよりも、「逃げた」のかもしれません。私はもともと、新しいことに挑戦することに消極的でした。大学生になってもその性格は変わらず、平凡な日常を送るだけの日々。そんな自分に嫌気が差し、思い切って決意したのが、この留学でした。 ハワイ大学の3 – Week NICE Programは、私にとって本当に充実したものでした。授業では自由に発言することが求められ、私はその期待に応えるべく積極的に参加しました。時には先生からさらに詳しい説明を求められることもあり、言葉に詰まることもありました。中でも、一番記憶に残っているのは、プログラムの一環として訪れたアリゾナ記念館に関する質問です。「被爆を経験した広島の学生として、アリゾナ記念館を訪れてどう感じたか。」この問いにうまく答えることができなかったのは、英語力の問題ではなく、心の中に湧き上がる複雑な感情に言葉が追いつかなかったからです。アリゾナ記念館を訪れ、これまで「被害者」だと思っていた日本が、「加害者」でもあるという事実を目の当たりにし、その重みを感じました。感情をうまく表現できなかったものの、現地で歴史を学び、その重みを感じることができたことは非常に貴重な経験でした。授業内容も、非常に多岐にわたっていました。ハワイの歴史や文化を学んだり、フラダンスを体験したり、ハワイ大学の学生たちと交流したり、校外学習をしたり、本当に充実していました。真夏の太陽の下、アメリカンフットボールをしたことは、今でも忘れられない思い出です。
 三週間のハワイ生活を通じて、私はハワイが大好きになりました。地元の人々はとても親切で友好的です。スーパーで入り口を探していると、それに気づいた誰かが親切に教えてくれたり、シャカサインを送ってくれるバスの運転手に出会ったりしました。ハワイの人々の思いやりに満ちた温かい人柄は、本当に魅力的です。もちろん、ハワイの魅力は食べ物にもあります。ポケやアサイーボウル、マラサダ、ガーリックシュリンプ。沢山のハワイアンフードを食べましたが、どれも本当に美味しくて、すっかり虜になりました。
 この留学を通じて、異なる歴史観や文化、人々との触れ合いを経験したことは、単に英語力を伸ばすことだけを目的にしていた自分にとって、大きな視野を持つきっかけとなりました。そして、英語力に関しても変化がありました。これまでは、間違った英語を話すことを恐れ、話すことに抵抗がありました。しかし、三週間を通じて、積極的に会話を楽しむようになり、うまく伝えられなくても「次はこう言ってみたら伝わるかな!」とワクワクするようになりました。また、この留学を通じて、「行動すれば変わる」ということに気づいたことも、挑戦することが苦手だった私にとって大きな財産です。勇気を出してこの留学に参加したことで、以前よりも様々なことに挑戦するようになりました。留学を考えている人にはもちろん、留学したいけれど不安で踏み出せない人にも、ハワイでの留学は本当におすすめです。新しい挑戦が待っていて、きっと自分を変える力になるはずです。

 ※冒頭の写真:ハワイ大学マノア校キャンパスにて(ホームステイの仲間と)

国際学部3

 

  • ワイキキビーチから見た夕日

  • ワイキキビーチ前にて

  • 修了式