短期語学研修体験記(ロシア?モスクワ国立大学)
2017年度 モスクワ国立大学短期語学研修
私は8月6日から28日までの3週間、短期語学研修制度を利用してロシアの首都モスクワへ行っていました。研修先はモスクワ国立大学付属のロシア語文化研究センターという語学学校でした。私は1年生の夏にも、広島市立大学の短期語学研修制度を利用して同じ研修先へ行っていたのですが、ロシア語履修者10名で行った1年生の時とは違い、私一人での渡航だったので渡航前はとても不安を抱えていました。
モスクワ国立大学の語学学校の授業クラスはロシア人の先生1人に対して生徒8人で受ける少人数制クラスで、私のクラスはフランス、トルコ、中国、韓国など様々な国の学生が一緒に勉強をしていました。授業は日常生活、時事ニュース等をテーマにしたディスカッションを中心に行われました。もちろん、私は渡航前、ディスカッションができるレベルの語学力は持っていなかったのでディスカッションについていくのはとても苦戦しました。しかし、語学学校では理解が遅れている人を全員で支援するという雰囲気があったので、クラスメイトがディスカッションでよく用いられるフレーズや文法を教えてくれ、すぐに授業につていけるようになりました。
研修中の宿泊先はモスクワ国立大学の学生寮でした。部屋は学生2人で1つのトイレ?シャワーを共有するタイプの部屋でした。相部屋になる学生は国籍が同じになるよう寮側が配慮してくれるとの事だったのですが他国の人と交流がしたかったため私は事前に断っていました。なのでルームメイトはトルコ人でした。彼は私より3日早くモスクワに着いていたので、私がモスクワに着いた日に寮付近のおすすめのスーパーや料理店などを案内してくれました。彼が教えてくれた店はロシア風日本食やロシア料理の有名な店で、日本とは異なり、濃い味付けの料理が多いことが特徴的でした。お互い拙いロシア語で会話していたので、授業外でも積極的にロシア語を使う事ができたのはルームメイトが日本人では出来なかった事だと感じました。
3週間という短い研修でしたが実際に大学で学んだ文法や語彙をアウトプットする場としてはとても有益な機会だったと感じています。この短期研修が語学力向上につながったことはもちろんですが、観光や現地の人との交流、日常生活を通じてロシアの経済や文化にも関心を拡げることができたので、今後はその視点からロシア語の勉強につなげていきたいと考えています。
国際学部4年 木村和司
ロシア正教会
授業ディスカッション
モスクワ大学(左が寮)
お問い合わせ先
広島市立大学語学センター
電話:082-830-1509
E-mail:gcoffice&office.hiroshima-cu.ac.jp
(※E-mailを送付されるときは、&を@に置き換えて利用してください。)