国際交流?留学 International exchange and study abroad

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派遣留学の体験記 (ドイツ?ハノーバー専科大学) 

情報科学部 システム工学科 4年  
[2022年2月 ‐2023年1月]

● 留学先大学の特徴とアピールポイント
 留学生の担当をしてくださる方はとても寛容で、特に授業を詰めなくても大丈夫なので、自分のやりたいことに時間を使えます。留学先でやりたいことがある人にはお勧めの大学です。
 また、ドイツはヨーロッパの真ん中にあるので、旅行のベースにするにもとても良いです。学生証に付随したセメスターチケット(乗り放題券)で無料で移動できる範囲に比較的大きな空港(ハノーファー空港、ブレーメン空港、ハンブルク空港)が3つもあり、LCCも多く就航しているので格安(往復4千円くらい)で週末に1泊2日でロンドンに行ったり、ウィーンに行ったりできるのもおすすめポイントです。

〈授業風景〉

● 留学を振り返って、留学で得たものと今後の目標は何ですか?
 多くの国を旅行する中で、たくさんのトラブルにも遭遇しましたが、そこで臨機応変にプランを変更したり、交渉したりしてきました。どんなことが起きても臨機応変に対処できる柔軟さを得られたのは進学先や就職先でも役に立つものだと思います。また、ヨーロッパ各国を中心に世界中に友達ができたことも、今後の人生を彩るものになると思います。
 今後は、大学院で研究を進めるとともに、自分の強みを生かせる就職先を見つけて、留学中に負けないくらいの、充実したおもしろい人生を送っていきたいと思います。

〈ポルトガル リスボン〉


● これから留学を希望する後輩へのメッセージ
 「留学する≠授業を受けに行く」ということではないので、海外で何かしたいな、と考えている人はあくまでも手段として留学という制度を使って、自分のやりたいことに全力で挑戦してほしいです。
 私は1年間留学をしていました。最初の半年は授業をみっちり入れましたが、後の半年はほとんど授業を入れずに、ひたすら旅行をしていました。結果的には合計で35か国回ることができ、人生においても貴重すぎる経験になったと感じています。多分、後半の半年も普通に授業を受けていたら、特に変わり映えのない、いわゆる普通の留学になっていて、こんなにも多くの経験はできなかったし、得るものも、もっと少なかったと思います。
 イスラエルの死海で新聞を読みながら浮いてみたり、スコットランドでレンタカーを借りて2泊3日の旅をしてみたり、自分の例は少し極端かもしれませんが、少しばかり挑戦的なことに取り組んでみることを強くお勧めします。もちろん予算との兼ね合いもあるかと思いますが、私はLCCや高速バスで移動し、ホステルやゲストハウスに泊まることで、驚くほど安く35か国を回り切りました。工夫すれば、基本何とかなるし、それもまたおもしろい経験になると思います。必ずしも旅行に限らないですし、期間も短くたっていいですが、何か挑戦的なことをしてみると、”おもしろい”話のネタが増えて就活にも今後の人生にも役立つと思います。
 とにかく、市立大学の留学制度はいい意味で厳しくないので、たとえ勉強が多少嫌いでも、何か別にやってみたいことがあれば、積極的に活用してみてください。数年後に「あの時は毎日馬鹿みたいに忙しかったけど、行って良かった」と笑って話せるような自分色の留学をしてみてください。

〈イスラエル 死海にて〉


● 最後に
 スーパーに行くと毎回違う銘柄のビールを選ぶのが楽しみのひとつでした。旅行中はその国のビールを飲むというマイルールを作って、留学中に100種類以上のビールを味わうことができたことも良い思い出です。

〈色々な銘柄のドイツビール〉

 

 

 

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